2022.08.01
日本の中学校・高校では,「答えが一つ」のことを教え,生徒がその一つの答えを時間内に出すトレーニングを課します。しかし,子どもの人生には,「好み」,「目標」や「進路」など,「答えが,人それぞれで異なる(人の数だけある)」ことが,山とあります。大きな自我の成長がみられる中学生・高校生は,学校から離れる時間のある夏休みこそ,答えが人の数だけあるいろいろな場面で「自分に合った(しっくりくる)答え」を作り出すチャンスです。勉強の方法も,人の数だけ答えがあります。時間的に余裕のある夏休みは,子どもが自分に合った学習方法を色々と試してみる最大のチャンスです。
子どもがこのチャンスを生かすためには,子どもに対する周りの大人のコミュニケーション力が必要となります。次回は,思春期の生徒に対するコミュニケーション力についてお話ししたいと思います。