よいイメージを持って ②

2023.04.25

新学年の初めに「よいイメージを持つこと」の効用について,前々回にこの教育雑感でお話させて頂きました。今日は,その続編です。

 

「たくさんの練習をすることが,計算間違いやケアレスミスを減らします。」と,多くの指導者が言っていますが,本当にそうでしょうか?勿論,計算間違いやケアレスミスをなくすためには,多くの問題を解くことは必要です。が,多くの問題を解けば,計算間違いやケアレスミスがなくなる,とは限りません。うんざりするほどの多くの問題を与えられた生徒や,いやいや問題を解いている生徒を見ていると,計算間違いやアケアレスミスがなくなるどころか,逆に増えてしまい,挙句の果てに数学嫌いになる生徒もたくさんいます。

 

逆に,「どうしたら解けるのだろうか?」や「解けたらいいなぁ」など良いイメージで問題を解いている生徒は,「難しいなぁ」や「やりたくないなぁ」など悪いイメージで問題を解いている生徒に比べ,圧倒的に計算間違いが少なります。「いいイメージを持つ❣」ことが,計算間違いやケアレスを減らすのにも役立つのです。

 

「好きこそものの上手なれ」とは,よく言い当てていますよね。