10人10色100人100色,人は違って当たり前」

2022.05.10

ニュースなどで,いじめの事件を見るたびに心が痛くなります。ただただ,いじめがなくなるように祈るばかりです。子どもを見ていて,いじめの原因について,気付いたことがあります。どうも,「相手は違って当たり前」という思いを持つ子どもは,相手の中にある自分と同じを探し,見つけたときに喜びを感じます。一方,「相手も同じである」と思っている子どもは,「相手と自分の異なる点」に目がいき,相手を批判・攻撃する傾向にあります。これが度を越した時,いじめになるのです。いじめの原因の一つは,どうも「相手も同じである」という思いのようです。

このことに気づいてから,教科指導以外でも意識的に「10人10色100人100色,人は違って当たり前」の言葉を繰り返し使いました。すると,生徒同士の関係が以前より穏やかになり,生徒同士の攻撃が少なくなっていたのです。

10人10色100人100色,人は違って当たり前」が,いじめ撲滅のキャッチフレーズになるのではなかと私は考えますが,皆様はいかがでしょうか?