ニュースレター03/07

2022.03.07

合否以外の受験の大切な意味は…

 

高校入試も大学入試も終盤を迎え,当事者の皆様におかれましては,悲喜交々ではないかとお察し申し上げます。入試が終わると,ほとんどの人が合否に目が向かいます。目に見える合否は,「それまでの行動の結果」です。私は,まず「受験生徒の入試までの努力を振り返り,目標から目を逸らさない意思と行動」に心が動き,生徒を褒めたい気持ちになります。入試の学びの一つは,

 

今の状況は,今までにやったこととならなかったことの結果
今の状況が未来を作るのではなく,今から何をするかによって
未来が決まる

 

ことなのです。入試は,この人生の宝を子どもに伝える最大の機会の一つです。そのために私ができることは,「子どもの入試に対しての努力を心から褒めること」なのです。このとき,「過程が大切であることを子どもが実感し,今後の人生の宝となる」ことを子ども達から学びました。周りがただただ合否の結果だけに目が向かうとき,子どもはこの大切なことを学ぶ機会を失ってしまうのです。