上手に謝る

2023.10.23

先週,懇意にしている神戸の社長さん(兵庫のエクステリア業界でトップクラスの会社を展開し,エクステリア業界のオピニオンリーダー的存在)から電話を頂き,お会いすることになりました。仕事の話のだったのですが,「御社が望む社員は,どんな人ですか?」という問いを投げかけた時の返答が興味深かったので,投稿いたします。社長の応えです。

我が社において,「上手に謝れる社員」がいい業務成績を残す傾向にあります。誰にでも失敗はつきものでうすが,その失敗をそのままにしている人がなんと多いことか。このような人は,さらに状況を悪化させ大きな損害を出してしまいます。ところが,上手に謝ることができる人は,うまくいかなかった過去の出来事をそのままにせず,問題点を分析し改善するための計画を立て,行動しているように感じます。過去の上手くいかなかった時点にとどまり続けている人の話は,言い訳っぽく聞こえます。この意味で,上手に謝れることが,わが社が望む社員の特性です。現在,この点に重点を置き社員教育を実施しています。

なるほど,と思わず共感いたしました。黒澤はかねがね生徒に,「同じ間違いをしないための答えあわせをしよう」と指導してきました。この「テスト結果を受け止め,同じ間違いをしない決意と行動は,テスト結果と同じくらい大切である」ことは,私の教育理念の一つなのです。また,テスト直しは,「過去→現在→未来」の流れの中で,上手に生きるための考え方や行動を学ぶことができるチャンスだと思っています。

皆さんはどう思われますか?