2023.07.26
先週,ご縁を頂いて大垣市の子ども食堂に行ってきました。
この子ども食堂は,地域有志のお母さん方が集まって企画・運営している活動でした。また,子ども食堂で,望むように学習し遊んでいる子供たちの表情が,穏やかなことがとても印象的でした。主体的・自主的な活動に取り組んでいる子どもたちは,間違いなく,教育の目的である「生きる力」を身に着けていると確信しました。さらに,有志の皆さまの子供たちへの愛が,子どもたちの大人への確かな信頼を築いていることにも,心を打たれました。
このとき,何人かの保護者の方から,地域の学校教育の現状をお教え頂きました。お母さん方からは,ほかの地域と同様に,数多くの不登校生の話題をお聞きしました。不登校の原因はそれぞれですが,これほど全国のたくさんの地域の方々から不登校のお話を聞くと,現行の学校の中に原因があると感じざるを得ない気持ちが起るのは,私だけでしょうか?
私が見てきた不登校生は,まったく問題がありませんでした。というより,感性が豊かで能力高い生徒が,ほとんどでした。このような不登校生は,社会と協調して生活し,周りの人にいい影響を与えることができる存在なのです。
そのために,学校以外のところで我々が今できることを見つけ,行動することの大切さを再確認するとともに,子ども食堂を運営・展開されているすべての人に,心からの大いなる敬意を感じ,大垣を後にしました。