数学の学習法は、2つあります。

2023.10.02

2023.10.02

数学の学習は,大まかに分けて「公式から問題演習へ」と「問題演習から公式へ」に2通り(今後,これらをそれぞれA,Bと呼びます。)あります。また,多くの生徒もこのA,Bの学習法で数学を学習しています。特にどちらが優れているというものではないので,生徒がやりやすい(慣れている)学習法で数学を学べばいいです。一方,教師の教え方もこの2つに分かれます。したがって,生徒の学習方法と教師の教え方のミスマッチが起こってくるのです。このとき,多くの生徒は数学が分かり辛くなるようです。

このミスマッチが起こったときを考えます。一人で集団を指導している教師は,AかBのどちらかの方法で授業を展開しますので,教師が指導の流れを変えることができません。したがって,ミスマッチした授業を生かして数学をマスターしていくためには,生徒の家庭学習(予習や復習)において工夫する必要があります。どのような工夫が必要かは,それぞれの生徒の理解の程度や教師の教え方によって様々です。要は,先生とのミスマッチで数学が分かりにくくなっている生徒には,家庭学習における工夫が必要なのです。