2022.09.26
受験結果に強い関心がある人が,受験の不合格を「失敗した」や「ダメだった」と表現するのをよく耳にしてきました。これらの言葉によって,努力した生徒ほど傷つき,自信を削がれていることを忘れないでください。
もちろん受験結果を疎かにしよう,なんて気持ちはさらさらありません。結果も経過も,どちらも大切だと思っています。「受験の合否と同様,受験に至る過程も,生徒(子ども)にとって価値あるものである」と言う理念のもとに,黒澤は受験に取り組んできました。生徒(子ども)が受験で経験する「志望校を決め,学習計画を立て,学習に取り組み,テスト結果を見て学習計画を立て直し,さらに目標にチャレンジする」という流れは,まさに「成功法則(目標設定→計画立案→チャレンジ→途中経過分析→再チャレンジ→結果)」そのものなのです。すなわち,本気で努力している生徒(子ども)にとって,受験は成功法則を実体験できる最高の機会の一つなのです。しかし,これを意識せず結果だけを求める指導者や親は,成功法則とは程遠い受験指導・サポートを続け,生徒はせっかくのチャンスを逃してしまうのです。
「受験は,成功法則を実体験できる最大のチャンスの一つである」ことを意識する大人が増えれば,受験を楽しむが生徒(子ども)がもっと増えることでしょう。